熱海後楽園ホテル、複合型リゾート開業 熱海最大級の温泉施設など展開


熱海後楽園ホテル(外観)

 静岡県熱海市に3月28日、複合型リゾート「ATAMI BAY RESORT KORAKUEN(アタミ ベイ リゾート コウラクエン)」がオープンした。宿泊施設「熱海後楽園ホテル」をはじめ、熱海最大級の日帰り温泉施設「オーシャンスパfuua(フーア)」などを展開する。

 熱海後楽園ホテルの客室は、ぜいたくな空間と眺望が人気のエクセレンシィフロアを含む既存のタワー館89室に加え、新館「AQUA SQUARE(アクア スクエア)」に新たに100室の客室を設けた。新客室には、海を望めるテラス、窓際のリビングスペースでゆっくりとくつろげる「オーシャンビュールーム」と、山側の緑と木漏れ日をイメージした「コートヤードルーム」など多彩な客室を設け、多様化する宿泊スタイルに対応した。

 相模灘を一望できるオーシャンスパfuuaには、海に浮かんでいるような浮遊感を味わえる全長約25メートルの露天立ち湯、岩盤浴、ロウリュなどがある。さらに、「海辺の別荘ライフ」をテーマにしたリラックスラウンジ「アタミリビング」や、カフェ、エステサロンなども備えた。

 他にも、オープンキッチンスタイルのブッフェ「LIVE KITCHEN」と、気軽なアラカルトスタイル「CAFE&BEER」の2業態が融合したレストラン「HARBORS’W(ハーボーズ ダブル)」を設けた。新鮮な伊豆の食材をふんだんに取り入れたグリル料理やピザなど、リゾート感あふれるメニューが楽しめる。

 また、神奈川県の鎌倉ビール製造の協力のもとHARBORS’Wオリジナルクラフトビール「カモメ」「クジラ」を提供する。アルコールメニューの充実も特徴という。

 食のマーケット「ラ・伊豆 マルシェ」などが集まる「IZU―ICHI(イズイチ)」では、地元で採れた新鮮な野菜やフルーツ、伊豆ならではの海と山の幸、人気スイーツや土産菓子など1千種以上を取りそろえた。

 今回の総事業費は約110億円。初年度の売り上げは45億円を見込んでいる。

熱海後楽園ホテル(外観)

全長約25メートルの露天立ち湯

 
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